モーターなんとかダイアリーズ

人間が垣間見える長くない話をネタ探しもしないでテキトーに

不戦日記

近所のスーパーに出入り口が2箇所あるんですが、最近かたいっぽうが封鎖されてしまった。

貼り紙が貼ってあって、万引き阻止のためとあった。

なんだか時勢だなぁと思った。コロナ禍で家庭で過ごす時間が増えてアットホームな世の中になるのかと思いきや、やはり不況のあおりや病の恐れで不安になった人の心はさもしくなってしまうのか。

山田風太郎の戦中派不戦日記を読みはじめたのですが、なんだか今にピッタリの言葉がたくさんあって衝撃。

百年前に書かれた日記なのに。

 

"その汚さが改めて分かるようになったころには、すべての汚さが心身ともに沁み込んでしまって、これまた特別の感動を受けるような生活の切れ目がなかった。"

これは東京の銭湯についての言及だけど、日々の生活を言い得て妙だなと思った一文。

 

"全地球を覆うこの民族的大闘争は何か。わが祖国現時の大苦戦を招きしものは、物量の不足、科学の水準、政治の朦朧、こくみんのすいじゅん、一々点検して蒼然たり。"

これは戦争についての言及だけど、コロナ禍の世界情勢や日本の状況に酷似しているなと思った次第。